東京で働くためのステップ
海外から東京での仕事を見つけ、
東京で働くための8つのステップをわかりやすく解説します。
履歴書・職務経歴書を書く
名前や住所、学歴やスキル、志望動機や自己PRなどの記載が必要で、いわゆる応募者のプロフィールをまとめたのは履歴書です。過去に従事した職務・職業上の役職、および当該職務の具体的内容かつ、今まで歩んできたキャリアや担当されたプロジェクトタイプなどをベースに記載したのは職務経歴書です。これらは、最初に企業に提出するものであり、あなたの第一印象を決めるので、非常に重要とも言えます。記入する際は、簡潔かつ一目瞭然に書きましょう。
企業に応募する
作った履歴書や職務履歴書を自分が興味を持っている企業にまず提出し、早くて3~5日、遅くて2週程度で選考結果が企業の人事から連絡がきます。書類選考に合格していれば、次のステップ面接の日程や場所、方式などの調整が送られますので、それに向けて準備しましょう。もし、書類選考に不合格していれば、落ち込まず、ほかに興味を持っている会社に応募してみましょう。
面接をする
面接は基本総3回のケースが多く、採用担当者、人事責任者、役員・経営者の順番で進める企業が多いです。「日本で働こうとする動機」、「自己PR」、「長所&短所」、「学生時代に頑張ったこと」、「志望動機」、「今後のキャリアプラン」などの質問が挙げられます。一次面接では社会人としてのビジネスマナーや基本的な資質がチェックされ、二次面接では志望動機や人柄、能力などに焦点が当てられています。最終面接では、入社意欲や自社との相性などの確認が行われます。 しっかりと自身の思いを伝え、面接官に「自社で長く働いてくれそうだ」と思ってもらえるようなことや、自分が話した内容の一貫性もとても重要なポイントになります。
内定をもらう
応募した会社たちから内定通知をもらったら、まず、一番行きたい会社に内定承諾をします。内定承諾書の各項目を確認し、契約内容に問題がなければ、承諾書や契約書に記入・サインをして提出したら、労働契約が締結されます。内定承諾書には返送期限が決められていますが、その期間内に返送しましょう。ただし、内定承諾書を返送すると入社を誓約したこととなり法的な拘束力も生まれるため、意思が固まってから送付するのが原則となります。
在留資格認定の手続きをする
海外に住む外国人の場合、入社を決めた企業は代わりに「在留資格認定証明書」を日本で申請・取得をします。その後、書類をあなた本人の住所に送付します。在留資格認定書は日本国内での法的な滞在を証明する重要な文書です。大事に保管しましょう。
ビザ(査証)の申請をする
在留資格認定書類が手に入り次第、申請書類を現地の日本大使館・総領事館に在留資格認定証明書を提出しビザ申請を行います。審査が完了すると、在留資格の許可または拒否についての通知が申請者に送られます。許可された場合、ビザの受け取る手続きが案内されます。通常は、ビザ発行手数料を支払い、パスポートにビザが貼られます。
日本へ入国する
日本への入国時には、空港の入国審査でパスポートと貼られたビザを提示し、在留資格認定証明書を提出することで、上陸許可の証印を受けると同時に在留カードを取得したら、日本へ入国することができます。在留カードとは日本で法的な在留資格を持つ外国人に交付される身分証明書です。顔写真、在留資格、在留期間、住所や指紋データなどあなた本人を確定できる情報が含まれています。
働きはじめる
いよいよ東京に来て、働きはじめます。
内定をもらった後、自国での動きから来日後の準備はたくさんあります。主に準備することをご紹介します。まず、出国前、給料を支払う前まで生活をするためのお金の準備をすること。もし、会社から社員寮などの提供がなければ、自国で先に外国人が借りられる不動産を探し、賃貸契約を結びます。また、日本の気候を確認した上で、必要な洋服を準備しておきましょう。入国後、家族友人や会社との連絡手段として電話番号が必要です。携帯電話(スマートフォン)やインターネットの契約をしておきましょう。日本の部屋に住み始めて14日以内に住んでいる市区町村の役所へ行き、「住民登録」をし、会社の規定に基づき、国民健康保険の加入と離脱手続きや、年金の加入や免除の手続きをしましょう。住所登録をした後、今後給料を受け取りに必要な銀行で口座を作りましょう。